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国際共同研究プログラム

1994年、AIMプロジェクトはAIMモデルをさらに発展させ、アジアの国々や地域における政策研究の共通分析ツールとして使えるようにするための国際共同研究プログラムを開始しました。

この共同研究プログラムを進展させるため、環境省からデータ収集やモデル開発のための研究費の支援や、海外から来日する研究者に対するエコフロンティア・フェローシップの提供を受けました。さらにこれらの環境省からの支援に加え、日本学術振興会、国際交流基金フェローシップ、国際連合大学インターンシップやその他の二国間の奨学金の支援を受けてきました。

共同研究の合意が、次に挙げるアジア研究機関の間で締結されました:
中国能源研究所、中国科学院地理科学・資源研究所、インド経営大学院アーメダバード校およびラクナウ校、国立ソウル大学校および韓国環境政策・評価研究院、アジア工科大学、マレーシアプトラ大学。

現在は、これらの機関のほか、インドネシアのボゴール農業大学、バンドン工科大学、タイのタマサート大学、マレーシアのマレーシア工科大学、インドのアーメダバード大学、中国の北京大学など、多くの大学や研究機関と連携して、共同研究を行っています。

アジアの研究機関に加え、AIMチームは欧米の研究機関とも協定を結んできました。特に、米国・メリーランド州にあるパシフィック・ノースウエスト国立研究所とオーストリア・ウィーンにある国際応用システム解析研究所とは関係が深く、こうした協定を通じて、データや研究者の交流が活発に行われています。また、こうした交流は、各グループで開発さている代表的なモデルを他の研究機関のモデルと連携させることを可能にしています。そのほか、国際連合大学とも協力関係にあり、アジアの発展途上国の研究ネットワークを発展させてきました。

AIMプロジェクトチームは各共同研究機関の最新の研究結果を発表、共有し、さらなる研究と脱温暖化社会の実現のための課題を議論することを目的とした年1回ワークショップを開催しています。さらに、近年は、AIMを開発、使用し、将来シナリオを作成して政策に貢献できる人材育成を目的としたトレーニングワークショップの開催も行っています。こうした共同研究を通じた強いコミュニケーションネットワークの発展は、各研究機関における自発性の賜と考えています。

チーム

アーカイブ

森田恒幸先生

所属:
国立環境研究所
専門:
グローバル・モデリング、環境経済学、政策科学

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倉田学児先生

所属:
京都大学
専門:
大気環境工学

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